「どんぐりむらのおまわりさん」出版社の作品紹介
どんぐりむらのおまわりさんは、今日も朝から大忙し。パトロール、交通整理、木から降りられなくなった男の子・いっちの救出、まてばじいさんの失くし物の捜索…おまわりさんに憧れ、こどもおまわりさんとして頑張るいっちと、おまわりさんとの交流を描く。
「どんぐりむらのおまわりさん」は、どんぐりむらシリーズの一冊。
どんぐりむらのおまわりさんはどんぐりむらの平和を守るために毎日忙しく働いています。
朝一番の仕事は村のパトロール、それが終わるとちびっ子たちの交通安全を見守るために横断歩道へ…。
そんなある日、大事な杖を無くした「まてばじいさん」の杖探しが始まりました。
杖を探す途中、村のあちこちで事件が起こると、それをチャチャっと解決し、またすぐ杖探しに向かいます。
とっても頼もしくてかっこいいおまわりさんに、どんぐりの子ども「いっち」が憧れを抱き、自分も大きくなったらおまわりさんになりたいと思うようになります。
月齢の低い子ども達には少し長いお話ですが、「みんなはどう思う?」といった問いかけを交えながら、子ども達も参加できる形での読み聞かせをすることで、楽しく集中させることができると思います。
どんぐりむらのおまわりさんになりたい「いっちくん」が主人公
おまわりさんになりたい「いっちくん」。
毎日、おまわりさんをマネして村のために頑張ります。
落ち葉の掃除はもちろん、みんなに優しくして、元気な挨拶も忘れません。
そんないっちくんを村のみんなは「こどもおまわりさん」と呼びます。
みんなから「こどもおまわりさん」と呼ばれて、いっちくんもますますやる気満々に。
子育てのヒント、ここにありです(笑)子どもは褒めて育てましょう!
どんぐりむらのおまわりさんになりたいいっちくんの杖探し
気を良くしたいっちくん、おまわりさんの仕事を手伝いたいと直談判!
おまわりさんからの「もう少し大きくなったらね!」という言葉にムキになり、「まてばじいさん」の杖探しに翻弄します。
頑張るいっちくんが木の根元につまづいてひっくり返る場面では、ページいっぱいにいっちくんが転がっていくので、「ころころ ころころ ころころ」と読み聞かせながら、絵本を動かして楽しみましょう。
いっちくんが転がった先にはまてばじいさんの杖が…やったぁー!
ですが、まてばじいさんの杖はとっても長くて重いので、簡単には運べません。
この場面では、「重い」「長い」を強調するように読み聞かせしていくのも面白いでしょう。
これで一安心と思うのもつかの間、次の場面では見つけたはずの杖が再び行方不明に…。
いっちくんに向けられたどんぐりむらのおまわりさんの言葉
まてばじいさんの杖を一緒に探すおまわりさんといっちくん。その二人の前を、まてばじいさんの杖を持ったどんぐりが走り去っていくのです。
どうやらランニング中のどんぐりが、置いてある杖を忘れ物と勘違いして交番に届けようとしていた様子。
それを追いかけるおまわりさんの速いこと。
そんなおまわりさんの姿を見たいっちくんは「まだまだ、自分はだめだなぁ」と少し寂しそう。
するとおまわりさんは頑張ったいっちくんに優しい言葉をかけるのです。
お父さん、お母さんからも褒めてもらい、とっても嬉しそうないっちくん。
おまわりさんの言葉でいっちくんの意欲はますます上昇し、将来立派なおまわりさんになるために自転車の練習を始めました。
子ども達が将来の夢や希望を描くには、こんなありふれた日常の中のちょっとした出来事がきっかけだったりするのかもしれませんね。
読み聞かせをしながら、いっちくんの気持ちに共感出来る子も…。
目標に向かって頑張るいっちくんの姿を、読み聞かせ中も「カッコいいね!」「すごいね!」と褒めてあげることで、子ども達にも色々なことへのやる気を起こさせたいですね♪
保育所 にじいろランド四日市園
保育士 みちよ先生
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