自由に旅行することが難しくなってしまった今日このごろ。国をまたいでの移動は特に困難です。
「早く海外旅行にいきたい!」とうずうずしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は海外旅行に欠かすことのできないパスポート、中でも子どものパスポート申請について紹介します。
パスポートは海外で唯一の身分証明書
日本国内で身分証明書といえば健康保険証や運転免許証などさまざまですが、海外ではパスポートが唯一の身分証明書となります。
これは大人も子どもも同じ。赤ちゃんだからパスポートはいらない、なんてことはありません。
たとえ生まれて間もない赤ちゃんであっても、海外ではパスポートが必要です。
パスポート申請に必要な物
パスポートは都道府県のパスポートセンターで申請することができます。
持っていくもの
- 一般旅券発給申請書 1通
申請窓口に置いてあります。あらかじめ外務省のホームページでダウンロードして作成しておくと便利です。 - 戸籍謄本または抄本 1通
発行から6ヶ月以内 - 写真 1枚
6ヶ月以内に撮影 - 本人確認書類
マイナンバーカードなどの原本(コピー不可)
※パスポートを申請する際は、外務省のホームページで最新情報をご確認ください。
パスポートの有効期間
パスポートの有効期間は5年と10年の2種類あります。
大人はどちらか選ぶことができますが、20歳未満は5年となります。
赤ちゃんのパスポート写真を撮るには?
パスポートを申請するにあたって必要な証明写真。
まだ自力に座ることのできない赤ちゃんはどうやって撮影すればいいのでしょう?
我が家の子どもたちがパスポート写真を撮影したのは生後1~2ヶ月のころ。
写真館へ行き、白いTシャツを着た大人の膝に座らせて支えながら撮影しました。
写真館の方もプロなので、相手が赤ちゃんでも問題なし。10枚ほど撮って撮影完了。
子どもの人見知りや場所見知りで写真館での撮影に不安がある場合は、自宅で自分で撮影してもOK!
無地の白いシーツの上に子どもを寝かせて、以下の点に気を付けながら撮影しましょう。
- 背景や影がないこと
- 顔が正面を向いていること
- 顔が左右に傾いていないこと
- 前髪が目にかかっていないこと
カメラ目線になるように、一人が音の出る玩具などで気を引いて、その間にもう一人が撮影するとスムーズです。
字が書けない子のパスポート署名欄はどうする?
パスポートには署名欄があります。赤ちゃんや就学児はまだ字を書けないので、親が代筆することができます。
ただし、小学生以上は本人が署名しなければなりません。
パスポート受け取りの際は隅々までチェックしよう!
申請したパスポートを受け取るとき、内容に誤りがないか確認します。本当に隅々までよく確認しましょう。
実は私、名前・ローマ字のつづり・生年月日にばかり気を取られて、そのほかの項目をよく見ていませんでした。
なんとそこに誤りがあったのです!
その誤りに気付いたのは空港の入国審査場。子どものパスポートだけすんなり入国スタンプを押してもらえず、何度も内容を確認している様子。
不安になりながら待っていると、「ICデータの入力間違ってますね」と。
なんと、有効期限の欄にパスポート発行日が入力されているというのです。
パスポートを発行した時点で期限切れというありえない状況…。
幸い印刷面には正しい日付が記載されていてICデータのみ間違っていたので、「明らかにデータ入力時のミスだから」と入国させてもらえました。
しかし、これが言葉の通じない国で起きたらと思うとぞっとしますよね。
ICデータの内容をチェックすることができるのは、申請したパスポートを受け取るときだけ。
私みたいなことはそうそう起きないと思いますが、受け取りの際は必ず全項目チェックしましょう。
パスポートは大切な身分証明書。海外では肌身離さず携帯し、自宅では「どこに置いたか忘れちゃった」なんてことがないように大切に保管しましょう。
早く楽しい海外旅行ができる日が戻ってきますように!