どこのご家庭でも、子どもが気に入る絵本は必ずと言っていいほどあるはず。
日中や寝る前などシチュエーションによっては、読み聞かせる絵本が違ってくるかもしれませんね。
特に寝る前の寝かしつけに絵本を活用しているご家庭も多いのでは?
絵本に集中しながら安心できるママやパパの声を聴いていると、自然と子どもは眠くなるもの。
そこで今回はにじいろのおとに寄せられたおすすめ絵本情報の中から、寝かしつけ時にピッタリの絵本をご紹介します。
大人気!くうぴいシリーズの絵本で寝かしつけ『おやすみ くうぴい』
人気絵本作家なかやみわさんが描く☆「こぐまの くうぴい えほん」☆このシリーズのえほんを読んでから、うちの子が、はみがき大好きになったんです!という声もいただいている、しつけが楽しく身に付く大好評シリーズです☆『おやすみ くうぴい』では、よふかしをしてなかなか寝ようとしない困ったくうぴい。だけど、とけいも、おもちゃも、えほんも、み~んな眠たくなっちゃって・・・。「でも、ねむくないもん」!と、くうびい☆ほんとは、くうぴいもあくびをフゥワ~って。さてさて、くうぴいはいつになったら寝るのかな?あっ、ママまで「ねむいわ~」って。まってまって~! さて、くうびいは・・・夜寝る前の読み聞かせにぴったりのかわいいえほんです!
おやすみ くうぴいは、かわいい絵柄で人気になっているなかやみわさんのこぐまのくうぴいシリーズ。
ほかにも歯磨きやトイレ、挨拶などのしつけ関連絵本がシリーズ化されています。
絵柄がやわらかく、話も分かりやすいので、1歳くらいからの読み聞かせにぴったり。
おやすみ くうぴいには、子どもがよく遊ぶおもちゃが次々と出てきます。
そのため、子どもが絵本に出てくるおもちゃがいつも遊んでいるものと同じだと気づくと、「これ一緒の持ってる!」と嬉しくなり、さらに親近感が湧くようです。
お話の中で全然眠くないと頑張っていたくうぴいが、明かりが消えてママまで寝てしまうと、自分も寝ると慌て出します。
この絵本は「電気を消したから、くうぴいみたいに寝ようね」と子どもに促せる一冊です。
パパやママが子どもの頃からの定番寝かしつけ絵本『ノンタンおやすみなさい』
夜なのに眠くないノンタンは友だちをさそいますが、起きていたのはふくろうくんだけ。暗い夜におにごっこをしたら、どろんこに。
偕成社公式サイトより
1976年8月に初版が発行されて以来、根強い人気があるノンタンの絵本です。
古くからある絵本ということもあり、パパやママの中には子どもの頃、自分も読んでもらった記憶がある人も多いのではないでしょうか。
ノンタンおやすみなさいの中には、リズムをつけて読むと良い所が数か所あります。
友だちを誘いに行ったり、じゃんけんをしたり、鬼ごっこを止める所やシャワーをする所など…。
単に読むだけでなくリズムを変えたり、ママ自作の曲調で歌ってみたりすると子どもも喜んで最後までおとなしく聞いてくれますよ。
「夜は寝る時間だからお友だちとは遊べないし、暗いところで遊ぶのは危ないのよ。だからきちんと寝ようね」と伝えられる一冊です。
「ねむねむごろん」の絵本と一緒にねむねむポーズで寝かしつけ
ぞうさんが ねむねむ どしん
くまさんが ねむねむ ごろん
とりさんが ねむねむ くるん
りすさんが ねむねむ ころん ころん ころん……どうぶつたちといっしょにあくびをしたら、「どしん」「ごろん」と”ねむねむポーズ”をまねしてみてください。
自然と横になり、子どもたちはだんだんうとうと…眠りを誘います。海の砂で描かれた、あたたかくて優しい、おやすみ絵本です。
ねんねって気持ちいいよ。ねんねって温かいよ。
眠るのがちょっぴり苦手な赤ちゃんも、ねむねむごろんとしたくなる。そんな安心が伝わる絵本です。
――NPO法人赤ちゃんの眠り研究所代表理事/茨城キリスト教大学文学部児童教育学科助教 清水悦子
ねむねむごろんでは、子ども達に馴染みの深いうさぎさんやくまさんなど、かわいい動物たちが次々とお気に入りのねむねむポーズでおやすみなさい。
柔らかな絵と簡単な言葉のリズムで続くねむねむは、見ているこちらも一緒にねむねむしてしまう不思議な絵本。
ねむねむごろんの絵は海の砂で描かれたサンドアート。独特な優しい雰囲気を出しています。
動物たちと一緒にねむねむ。ゆっくり大きなあくび。
あくびって不思議なもので、身近な人のあくびを見ると自然と連鎖反応で自分もあくびが出てしまうという伝染現象が起きますよね。
余談ですが、人間だけでなく、知性を持ったチンパンジーもあくびは伝染するそうですよ。
絵本を読みながら、身近なパパやママがあくびをすれば、子どもも自然とあくびが出てしまうかもしれませんね。
おおきなあくびを一つしたら、動物たちはみんなそれぞれのねむねむポーズでごろん。
大の字やうつぶせなど、子どもにもきっとお気に入りのねむねむポーズが。
動物と一緒にねむねむしたら、次は一緒にごろん。
ねむねむごろんと一緒に、お気に入りのねむねむポーズでいつの間にか夢の中へ。
絵本を使って子どもの寝かしつけをスムーズに
今回は、寝かしつけにおすすめの絵本をご紹介しました。
どちらも長い間、赤ちゃんやママに親しまれてきた絵本。
寝る前は子どもを興奮させることなく、「夜は寝るもの」ということを分かりやすく教えてくれる絵本を選びました。
子どもによって、好みの絵本に違いがあるかもしれません。この絵本を読めば「おやすみの時間」
という認識を自然に子どもが持ってくれる絵本があれば、パパもママも随分楽になりますね。
お気に入りの絵本を見つけて、時に大変な寝かしつけを穏やかな眠りに導けるようにしたいものです。
にじいろのおと編集部
