日曜日の昼下がり。
その事故は、突然起きました。
ご機嫌に鼻歌を歌いながら階段を下る我が家の長男(6歳)。
確かに、直前に走り回って遊んでいたので、足腰に疲れがキテはいました。
けれど、まさか、何もないところで転ぶなんて!!
気がついた時には、階段から真っ逆さま。下の段に頭から落ちていました。
普段はあまり泣かない長男が大号泣している姿を見て、これはヤバいと駆け寄ります。
抱き上げてみると…口から血が!周りを見ると、すぐ側に白くて長い物が落ちていました。
いつも見慣れた、小さな乳歯ではありません。もっと長く、しっかりした、…そう、永久歯が抜けていたんです!
今回は「子どもの永久歯が抜けてしまったら」の対処法をお伝えします。
子どものケガや病気で困ったら「♯8000」に電話して
よりによって日曜日。
かかりつけの歯医者はもちろん、近隣の歯医者は軒並み休診です。
出血はしていましたが、救急車を呼ぶほどではありませんでした。
でも、歯医者のある休日診療なんてどこに連絡したらいいか分かりません。
そこで、以前SNSで目にした【♯8000】に電話する事にしました。
休日や夜間、子どもが怪我や病気になった時に「病院にかかったほうがいいかなぁ」「救急車を呼ぶ?それほどでもない?」と迷う事がありますよね。
そんな時に♯8000に連絡すると、医師や看護師の方が相談にのってくれるダイヤルです。
永久歯が抜けた時は「牛乳」につけて!
状況を説明すると、早速、応急処置を教えてくれました。
まず、出血している歯茎はガーゼやキレイなタオルを強く噛ませて止血するとの事。
ティッシュだと、繊維が傷口に残って取れなくなってしまうそうです。
でも…清潔なタオルって、どれくらい清潔じゃなきゃいけないの!?
洗いたての方がいい?煮沸消毒する??と不安になるも、すぐに聞ける人がいるって頼もしい。
♯8000のお姉さんが「洗濯済みであれば、何でも大丈夫ですよ」と教えてくれました。
棚からストックで置いてあった普段使いのタオルを持ってきて噛ませると、すぐに出血は止まりました。
抜けた歯の方は、牛乳または生理食塩水につけて歯医者に持って行けとの事。
もちろん生理食塩水なんて常備されていません。
牛乳一択!
ただし、誤飲や他の歯に当たって傷がついたりしてしまう事もあるそうなので、あまりオススメしません。
※水道水は塩素が強いので、絶対にNGとの事。
血や泥が気になっても、そのまま牛乳にドボンしちゃいましょう!
いざ!抜けた永久歯を持って休日診療へ
早速、教えてもらった休日診療に電話で予約して駆けつけます。
到着する頃には子どもも落ち着いて泣き止んでいました。
先にトイレに行っておこうかなぁ…なんて悩んでいると、なんと、先生が診察室の前で待っていてくれました。
しかも、どこか慌てた様子です。理由を聞くと、驚く発言が!
「まだ歯の細胞が生きているので、抜けてから1時間以内であればくっつく可能性が高い。
けれど、時間が経てば経つほど難しくなっていきます。とにかく急いで処置を!」
時計を見ると、息子が転んだ時間からピッタリ1時間でした。
あ、危なかった〜!先にトイレに寄っていたら、多分アウトでした…。
抜けた永久歯の処置をして1ヶ月
隣の歯とブリッジで固定しているとは言え、抜けた歯はグラグラした状態。
1週間は前歯の使用禁止でした。
その後、2週間もすると普通食も食べられるようになり、1ヶ月がたった現在は、…無事に永久歯がくっついてくれました!すごい!
今回は、たまたま事故が起きたのが家だった事、牛乳の買い置きがあった事、車で5分の距離に救急の病院があった事などラッキーが重なり、事なきを得たなと感じています。
- 永久歯が抜けたら、牛乳につける
- かかりつけの歯医者(休日は♯8000)に電話する
- 1時間以内を目標に歯医者へ向かう
※子どもは3時間以内であれば、再生する可能性が高いそうです。
わんぱくキッズと暮らす親御さんは、どこか頭の片隅で覚えておくといいかもしれません。

初めまして、あるくと申します。
2歳と5歳のわんぱくすぎる男子たちに毎日振り回されています。
「健康で幸せなら、それで充分!」がモットーの、ちょっぴりズボラな主婦です。
がんばりすぎない育児&家事を目指して、時短ワザや裏ワザなんかをあれこれ試行錯誤中。
そんな経験を活かして、同じように頑張っているパパママさん達の毎日が、ちょっとでも楽しくなるような記事が書ければいいな…、と思っています♪