あの陣痛の痛みがなくなる!?無痛分娩を経験した私の出産エピソード

あの陣痛の痛みがなくなる!?無痛分娩を経験した私の出産エピソード

諸事情により里帰りをせず初めての育児をすることになった私。
産後、一刻も早い体力回復は死活問題。
出産時の痛みが軽減されれば負担もかなり変わるのではないかと考え、妊娠が分かった5週目の時点で無痛分娩に定評がある産婦人科を受診しました。
今回は無痛分娩を経験した私が、出産までの流れや無痛分娩全体を通して感じたことをご紹介します。

無痛分娩でも始まりは陣痛から

私が経験した無痛分娩は硬膜外麻酔で、陣痛が規則的に来て痛みにもう耐えられないという状態になってから、背骨に入れた管を通して麻酔を注入するという流れでした。

出産前日の夜から生理痛のような軽い痛みを感じ、翌日の朝には6分~7分の間隔で陣痛が来ているなと自分でもはっきりと分かりました。
出血もあり我慢するのがさすがに厳しいかなとなった段階で産婦人科に連絡。
開院と同時に診察を受け、そのまま入院することになりました。

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いよいよ無痛分娩本番

個室で着替え、点滴、浣腸といった基本的な処置を受けた後にまず痛み止めを服用し、背骨に麻酔を入れるための管を通す処置を受けました。
この時海老のように体を丸めてじっとしていなければいけないのですが、規則的にやってくる陣痛に耐えながら指示通りの姿勢をとるのが本当に辛かったです。
何とか無事に処置を終え昼食後も様子を見て、痛み止めがいよいよ効かなくなってきた段階で別室に移動し麻酔を注入。
15分も経つと下半身の感覚がなくなり、今までの痛みも嘘のように消えましたが、この時点で子宮口の開きは5センチメートル。
麻酔が効いていてもおなかの張りはしっかり感じられたので、張るタイミングに合わせてしっかり深呼吸することを心掛けました。

あの陣痛の痛みがなくなる!?無痛分娩を経験した私の出産エピソード

その後助産師さんが様子を見に来られる時以外は5時間程、一人で待機。
痛みで前夜思うように眠れなかったこともあって一瞬うとうとしたり、少しならメールの返信をしたりする余裕もありました。
子宮口が全開になった段階で少し破水したようで、そこからストレッチャーに載せられバタバタ分娩室へ。
分娩台に上がった時点で既に赤ちゃんの頭もかなり見えていて、助産師さんの誘導に合わせて体の向きを変えながら数回いきみました。
いよいよ頭が出るというタイミングで会陰切開。
モニターを見ながらおなかが張る感覚に合わせて2回程いきみ、最後にゆっくり息を吐くと赤ちゃんが出てきました。
胎盤などが出てくる後産や縫合の処置の間も、ほぼ痛みはなかったです。
終わってみれば約14時間。
大きな問題もなく穏やかに出産を終えることができました。

無痛分娩のおかげで退院後の生活もスムーズに

出産翌日に麻酔が切れてから下半身の痛みはありましたが、背中にあった管を抜く処置も無事に終え、退院までには体調もかなり回復。
帰宅後ほぼ1人で育児をしていた間も、何とか最低限は毎日を回していくことができたので本当にホッとしました。
初めての出産が無痛分娩だったため正確な比較はできませんが、私の場合はもし麻酔がなかったら全てを乗り切るのは難しかったのではないかと思います。

痛みが怖くて出産に前向きになれない、私のように産後の体力の回復に不安があるという方は、無痛分娩も選択肢の1つとして検討してみてもいいかもしれません。

※痛みの感じ方は人それぞれです。
出産の流れや常時無痛分娩に対応してくれるかどうかも病院によって異なります。
ここだったら安心して出産に臨めるという病院を探して、納得がいくまで説明を受けることをお勧めします。