今年は新型コロナの流行で日常生活が大きく変わり、新しい日常が始まっています。
ただでさえ不安を抱えやすい妊婦さんの中には、このコロナ禍をどう過ごしていけばいいのか悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そんな中、千葉大学医学部発のベンチャー企業で、救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用を手がける株式会社Smart119が「妊婦」と「新生児」に対する新型コロナの影響とその対策について、専門医による最新の見解を分かりやすくまとめ、一般公開しました。
現在妊娠中の妊婦さんはもちろん、乳児や幼児を抱えるママさん、お子さんが大きくなってからでももちろん応用できる内容となっていますので、ぜひご覧ください。
コロナ禍の妊婦~知っておきたい9のこと~
今回のリーフレットは学校や企業、公共機関等で自由に配布・利用されており、株式会社Smart119の代表取締役CEOで千葉大学の救急集中治療医学教授でもある中田孝明医師が産婦人科医の意見も取り入れながら分かりやすくまとめられたもの。
専門医の説明って難しそう…。専門用語とか難しくて分かりにくいのよね…。
という方でも安心。難しい専門用語はほとんど使われず、柔らかい言葉で書かれているので、非常に読みやすいです。
「コロナ禍の妊婦」内容を簡単にリストアップ
実物もじっくり見てもらいたいのですが、まずは簡単にどんな内容なのかリストアップしてみました。
- 妊婦は重症化しやすい?
不明点はまだ多い状態。治療リスクは高いが死亡リスクに差はないと言われている。 - 新型コロナに感染するとどんな異変が?
高熱・息苦しさ・全身倦怠感・味がしない・匂いがしない - マスクが苦しい時は?
屋外で人と2m以上距離を取り、マスクを外して休む。 - 新生児と幼児のマスクやフェイスシールドは?
呼吸がしづらいのでどちらも2歳未満は着用禁止。 - 妊娠中のワクチン
新型コロナワクチンは開発中のため、妊婦への影響は不明。
インフルエンザワクチンの接種は推奨。 - 赤ちゃんの新型コロナ感染
まだ不明点が多いが赤ちゃんでも感染する。
重症化リスクは低いと言われている。 - 母乳は大丈夫?
母乳からの感染率は低いが、飛沫や接触感染の防止策は必要。 - 運動不足になっても家にずっといるべき?
適度は運動は必要なので庭先や室内で。 - コロナ禍のストレス
相談したりカウンセリングを受けられる施設を探しておく。
コロナ禍でも妊婦やママ達が安心して過ごすために
新型コロナについては未だに不明な点も多く、その情報は日々変化しています。
妊婦やママ達のストレスは胎児や子ども達にも伝わってしまうもの。
新しい日常の中で安心して過ごしていくために、最新の正しい情報を常に取り入れ、向き合っていく事が大事です。
厚生労働省からも妊婦の方たちに向けた新型コロナの感染予防対策についてまとめたものが発表されています。
少しでも不安に感じられた方は、病院や行政などがマタニティカウンセリングを行っている場合もありますので、1人で抱え込まずに、まず相談してみることが大事です。
にじいろのおと編集部
