『我が子のかかりつけ医選び』はお子さんの誕生後に考えなければならないことの一つ。
突然の体調不良に対応するためというのはもちろんですが、まもなく始まる予防接種のスケジュールを立てるためにも、なるべく早く候補の病院を見つける事をオススメします。
今回は我が家の通院エピソードを交えながら、『我が子のかかりつけ医』をどのように選んだのかをお話していきたいと思います。
『かかりつけ医』選びの第一歩!まずは『情報収集』から
先輩ママさんからの口コミで小児科リサーチ
タウンページやネットを利用すれば自分の地域にどんな小児科があるのかという情報は入手できます。
…とは言うものの、やはり実際にその小児科を利用した先輩ママさんから聞ける生の声があるに越したことはないですよね。
私の場合、実母の元同僚が私の引っ越し先の地域にずっと住んでいたので、この辺りに評判の良い小児科があるかどうか母を通して聞いてもらいました。
その時紹介されたのがA小児科です。
長女がよく体調を崩す子だったので、この病院にはかなりの頻度で通いました。
自分の直感を大切に
このA小児科、「もう一度お世話になりたいか?」と問われたら、私は即「NO」。
色々ありましたが、主な理由は2つ。
- 待ち時間が長すぎる
2時間待ちは当たり前。たまに30分くらいで名前を呼ばれるとむしろ違和感(苦笑)。 - 先生の説明がよく分からない時があった。
先生の声が元々聞き取りにくい上に説明が短い。質問が気軽にできる雰囲気ではなく、薬剤師の説明で何とか補えていた感じでした。
この2つの理由を挙げただけでも「どうして病院をすぐに変えなかったのか?」という声が聞こえてきそうですが(笑)。
当時は「評判が良いからこんなに混んでいて、先生は忙しいから仕方ないんだ」と思い込んでいました。
そして何よりも「せっかく紹介してもらったのだから…」という変な義理もありまして…。
長女の数年間の通院生活を振り返った上での私の意見ですが、
「(技術的に)この先生でなければいけない」という理由でない限り紹介というワードは気にしないでいいのでは…と考えております。
大切なのは先生とママさん本人の信頼関係です。
予約不要の小児科?それとも完全予約制の小児科?
『かかり付け医』を変更
次女の誕生がきっかけでかかりつけ医をA小児科からB小児科へ変えました。
「子供二人を抱えて何時間待つのか分からない状態はもう無理!!」と判断した結果です。
B小児科は完全予約制。
最初は「きっちりと時間が決まっているから、遅れないようにするのは大変かな?」と思っていたのですが、それは考え過ぎでした。
早く診察が終わる分、やり残したことは帰宅後にまたやればいいのですから、子供たちの支度さえ終えれば出発できます。
受付をしてから呼ばれるまでの時間の短さに驚き(他の患者さんの症状によって時間が延びてしまうことはありました)、初めての診察では長女の病歴を事細かに聞き取ってくれたことに感動。
「最初からここにお世話になればよかった」と後悔してしまいました。
幼稚園のママたちの間でもB小児科の評判は良く、あるママさんはたまたま受診した時の丁寧な診察がきっかけで「これからはここにお世話になろう」と決めたそうです。
もちろん、中には「B小児科はちょっと…」という方もいましたよ。
でもママさんによって意見が違うのは仕方のないこと。そこは自分の考えを大切にしましょう。
完全予約制小児科のメリット・デメリット
完全予約制のメリットといえば最低限の待ち時間で済むことですね。
時間の見通しがつくことでその後の予定を立てやすいだけではなく、待ち時間の短さから我が子が他の病気をうつされるリスクが減るということも考えられます。
ただし、予約は時間枠に対して人数の制限があるということから、希望の時間に診てもらえないことが頻繁にありました。
それだけではなく希望日の予約が完全に埋まってしまい「申し訳ありませんが、今日は…」と言われたことも。
(『治療中に悪化した』など…例外で診てもらえる時はありました。)
予約不要のA小児科の場合、その心配だけはなかったのですが…。
普段は完全予約制の恩恵を受けていましたから「仕方がない」と納得しましたけどね。
もう一つ『かかりつけ医』を持っておくと安心
長女誕生時に、母から「内科・小児科と書いてある病院ではなく、小児科とだけ書いてある病院を選んでね。子供は小さな大人ではないのだから」と何度もクギをさされました。
言わんとしている事は解ります。やはり毎日のように専門的に子供を見ている医師の方が安心できると思ったのでしょう。
しかしこれは検討の目安ではありますが、絶対ではありませんでした。
B小児科が休診だったり、予約がいっぱいだったりした時には、もう一つのかかりつけ医としてC内科クリニック(小児科あり)という所で診てもらっていました。
丁寧な診察と説明、そして質問をしやすい雰囲気は、正直私にとってA小児科よりも合っていたと思います。
我が家の姉妹は中学生の時にB小児科を卒業し、現在はこのC内科クリニックでお世話になっています。
親としては「中学生の間も小児科で…」と思っていたのですが、待合室は小さい子ばかりだったせいか「なんだか恥ずかしい」と言われてしまいましたので予定を早めました。
もう通院することはありませんがB小児科の先生には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
私が思う『かかりつけ医』の選び方
『我が子のかかりつけ医』…お子さんの診察や治療だけでなく、ママさんの不安にも応えてくれる先生が理想だなと思います。
何もかも初めての1人目のお子さんであればなおさらではないでしょうか。
長女が赤ちゃんの頃、なかなか下がらない熱に泣きたくなりながら、ほぼ毎日病院に行っていたこともありました。
(先述のA小児科だったので先生はそっけなかったです。)
他の方からの情報にも耳を傾けつつ、最後はママさん自身の感覚で信頼できる先生に出会えたら嬉しいですね。
*A小児科・B小児科・C内科クリニックはイニシャルではありません。