現役保育士オススメ!0歳児鮮やかな色使いと擬音が楽しい絵本3選

現役保育士オススメ!0歳児鮮やかな色使いと擬音が楽しい絵本3選 遊び

子どもの月齢に合わせた絵本選びって難しいですよね。
特にまだストーリー性のある絵本を理解しにくい0歳児でも楽しめる絵本選びに頭を悩ませているパパママも多いはず。
そこで今回は、普段から0・1・2歳の子ども達に絵本の読み聞かせを行っている、保育所にじいろランド四日市園の現役保育士ちなつ先生が、色づかいが鮮やかで擬音の面白さを楽しめる絵本を教えてくれました♪
保育園で実際に読み聞かせてみた時の子ども達の反応も面白いですよ☆
絵本選びの参考にしてみて下さいね。

言葉のリズムと色づかいを楽しむ絵本「ころ ころ ころ」

ころころころ
作:元永定正
出版社:福音館書店
発行日: 1984年11月

「ころころころ」出版社の作品紹介

色とりどりの玉の動きを体で感じる幼児絵本

色々な色をした小さな玉が転がり出しました。一列に並んでころころ、ころころ。階段を上ってころころ、おりながらころころ。でこぼこ道をころころ、坂道もころころ。嵐の道で吹き飛ばされてもころころ、山道もころころ。ころころころころ終点までころころ……。色とりどりの鮮やかな丸の形が、絵本の上をところせましと動きまわります。小さな子どもたちが体でその動きを感じ、鮮やかな色の世界を楽しむことができる赤ちゃん絵本です。

福音館書店公式サイトより

「ころ ころ ころ」を読み聞かせしてみた子ども達の反応は?

「ころ ころ ころ」は、言葉のリズムと色とりどりのいろだま。
そして色づかいがとても楽しい絵本です。


2~4歳向けと書いてありますが、0歳児でも十分楽しめます。
大人のころころは、いろだまが転がる音だと勝手に思っているけれど、子どもの発想は本当に自由。
”ころ”はいろだまの名前だったりするんです。

たまごから色んな赤ちゃんが生まれる絵本「たまごのあかちゃん」

たまごのあかちゃん
作: 神沢 利子
絵: 柳生 弦一郎
出版社: 福音館書店
発行日: 1993年02月

「たまごのあかちゃん」出版社の作品紹介

卵の赤ちゃんとかくれんぼ!でてくるかな?

卵の絵にむかって呼びかけます、「たまごのなかでかくれんぼしている あかちゃんはだあれ? でておいでよ」。すると、大きい卵、小さい卵、たくさんの数の卵の中から次々といろんな生き物の赤ちゃんが飛び出します。思わず口ずさんでしまいそうなリズミカルな文と、ユーモラスな絵が楽しめます。

福音館書店公式サイトより

「たまごのあかちゃん」ってどんな絵本?




動物ごとに鳴き声や擬音が子ども達にも分かりやすく絵本の中に表現されています。
ヘビの『ニョロニョロ』やカメの『ヨチヨチ』ヒヨコの『ピーピー』などは子ども達も身近に聞いたことのある擬音です。
ただ絵本の中に子ども達にとって色や動物の認知擬音などの触れたい情報が多く、せわしなさを感じたのも事実です。
実際に読み聞かせをしてみて、自分が想像していた子ども達の反応と違ったということもあり、絵と音の表現に合わせて「あ!〇〇だ!」と子ども達の方から気が付けるような工夫をしながら読んであげる必要性を感じました。
最後のページでは出てきた動物と擬音のみのページになります。
ひとつひとつ、音の表現や動物を指し示しながら、子ども達の理解が深まるようにゆっくりと読んであげることで、子ども達の可愛い動物モノマネレパートリーがひとつでも増えたら嬉しいなと思っています。

「たまごのあかちゃん」を読み聞かせしてみた子ども達の反応は?

全体的にストーリー性があるわけではありませんし、絵もとてもシンプルです。
色んなサイズや形の卵に、どんな赤ちゃんが隠れているのだろう。
毎ページ繰り返しの問いかけに子ども達も「今度は何だろう?」と集中し「でておいでよー」と一緒になって楽しんでくれます。
実際に園で読んでいると、絵がシンプルな絵本のため、卵そのものよりも背景に使われている鮮やかな原色の方が真っ先に目に飛び込んでくるようで「あか!」「あお!」と自分の知っている言葉の主張をしてくることが多いです。
年齢によっても違うとは思いますが、そういった実際の反応から、絵本に出てくる動物の名前や存在を読み手が印象付けてあげられるように、丁寧な読み聞かせをしていきたいと思いました。

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子どもの発想に思わず笑っちゃう絵本「おかあさんのパンツ」

おかあさんのパンツ
作: 山岡 ひかる
出版社: 絵本館
発行日: 2005年02月

「おかあさんのパンツ」出版社の作品紹介

「わたしのパンツをおかあさんがはいたら、どうなるかな?」
という、ちいさな女の子の微笑ましい想像で展開していく絵本です。
「ポッチリさくらんぼ」は「おおきなりんご」に。
「チューチューねずみさん」は「おおきなくまさん」に。
では「チョロチョロリとかげくん」は…?
それは見てのお楽しみ!
最後のページのおかあさんの笑顔が、とてもいい!

この作品はすべて貼り絵で制作されています。
筆で描かれたものとは、またひとあじ違うあたたかさをどうぞお楽しみください。

絵本館公式サイトより

「おかあさんのパンツ」ってどんな絵本?

表紙は花と星柄のかわいい柄。そして登場人物の女の子とお母さんが描かれています。
ページをめくるとオレンジと黄色の柄。どの柄もパンツを連想させます。
子どもが好きそうな柄で何が始まるのか気持ちがワクワクする絵本です。
中表紙の女の子がいたずらを思いついたような表情も印象的です。


ページをめくるたびに女の子の立ち方や髪留めが変わっていくといった小ネタも楽しめる絵本になっています。

「おかあさんのパンツ」を読み聞かせしてみた子ども達の反応は?

子どものパンツを大人が履くという発想。
子どもらしい楽しい発想で読んでいると楽しい気持ちになります。
履く人が変わるだけで違うものになる面白さ。
子ども達の反応は「え~!」と驚いたり、パンツの絵を指差して絵柄の名前を言う子もいます。
変化後の物の一つ一つに効果音がついており、読み手が子どもに対してインパクトを与えられるような読み方を心がけることで、子どもが面白いと笑顔になってくれることが何より嬉しいポイントです。

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