最近では脳を活性化させるということで、大人にも人気の仕掛け絵本。
今回紹介する「みんなみんなおやすみなさい」は海外の仕掛け絵本の日本語版で、様々な仕掛けが隠されています。
ちょっとした仕掛けから大きく動く仕掛けまで隠れているので、仕掛けを探すワクワクと動かすドキドキの両方を楽しめる絵本になっています。
「みんなみんなおやすみなさい」とは
文:エミリー・マニング
絵:ベッキー・キャメロン
訳:しらいすみこ
出版社:ひさかたチャイルド
¥1,760(税込)
あらすじ
絵本やおもちゃをおかたづけしながら「おやすみなさい」。月やふくろうにも「おやすみなさい」。身のまわりのひとつひとつに「おやすみなさい」と語りかけ、しかけを動かして楽しめる絵本です。引用元:ひさかたチャイルド公式サイト
「みんなみんなおやすみなさい」レビュー
「みんなみんなおやすみなさい」は仕掛けだけを楽しむ絵本ではありません。
物語はとてもシンプル。寝る前にお片付けしたり準備したり…。
テンポよく何度も繰り返される「おやすみなさい」は読み聞かせにもピッタリ。
身近なワードが繰り返されるので覚えやすく、子どもも参加しやすいです。
小ネタの仕掛けも満載!
「みんなみんなおやすみなさい」の中にはたくさんの仕掛けが隠れているのですが、どれも動作はカンタン。めくる、ひっぱるの2種類だけ。
ひっぱる仕掛けは力加減によっては引きちぎってしまう可能性もあるので、大人が動かしてあげるといいかもしれません。
パッと見仕掛けがあることに気付ない小ネタも紛れていたりするので、子どもと一緒に探しながら動かしてみてはいかがでしょうか?
「ありがとう」の気持ちを伝えよう
「みんなみんなおやすみなさい」は寝る前に「おやすみなさい」を言うお話。
その日遊んだおもちゃや着ていた洋服を片付けたり、見守ってくれているお月さまやふくろう、最後にはパパとママにおやすみなさいを言います。

「おやすみなさい」という言葉の中には、きっと今日も楽しく遊ばせてくれてありがとう、見守ってくれてありがとう、といった「ありがとう」の気持ちが隠れてるんだよ。
一日の終わりに「ありがとう」の気持ちを込めて「おやすみなさい」を言おうね。
そんな気持ちが伝われば、子ども達もおもちゃの片付けをしながら「おやすみなさい」と言い始めるかもしれませんね。
「ひさかたチャイルド」でオススメの絵本
今回ご紹介した「みんなみんなおやすみなさい」の出版社である「ひさかたチャイルド」。
1981年から40年以上、子供向けの本を出版している出版社ですので、パパママのなかにもひさかたチャイルドの絵本や児童書を読んだことがある方も多いのでは?
そこで、にじいろのおとでもご紹介しているひさかたチャイルドの絵本を集めてみました。
どうぞのいす
作: 香山 美子
絵: 柿本 幸造
出版社: ひさかたチャイルド
発行日: 1981年11月
¥1,100(税込)
どうぞのいすと書かれた看板の横に置かれた、うさぎさんが作った小さな木の椅子から始まる、動物たちの次から次への優しさのリレー。
出版されてから約40年経った今も長年愛される絵本です。
小学校1年生の国語の教科書にも取り入れられたことがあり、そのふんわりとした雰囲気の絵を楽しむだけでなく、次の人を想う優しさや思いやりを学ぶことができる絵本になっています。
子ども達が大好きなかわいい動物たちが次々に現れ、食べ物がどんどんと取り換えられていく様子は「次はだれが来るのかな?」「次は何を置くのかな?」といったワクワク感と、繰り返しのテンポで、1~2歳の小さな子ども達でも十分楽しめます。
にじいろランド四日市園の保育士みちよ先生が、「どうぞのいす」の読み聞かせのコツを教えてくれています。
合わせてぜひご覧ください↓
