ヨガとピラティスって何が違うの?マタニティーピラティスで得られる3つの効果

ヨガとピラティスって何が違うの?マタニティーピラティスで得られる3つの効果 健康

マタニティーヨガなら聞いたことがあるけど、マタニティーピラティスってなに?と思っているあなた。
最近では、マタニティーピラティスも産婦人科などで取り入れらるようになってきました。
それだけ妊娠中の身体に良い効果があるということですね。
マタニティーピラティスは、誰でも簡単にできるのに妊娠中の身体にとって良いことづくし!
今回はヨガとピラティスはどう違うのか、マタニティーピラティスで得られる効果についてもまとめてみました。

そもそもヨガとピラティスは何が違うの?

ピラティスとヨガは、どちらもゆっくりとした動作のエクササイズ。
そのためよく混同されがちではありますが、どう違うのでしょうか。ピラティスとヨガの違いを挙げるとすると、大きく4つ。

①呼吸法

ピラティスの呼吸法は、胸式呼吸。
息を吸うときに肋骨を開くことを意識して、たくさんの酸素をとり入れ、胸をふくらませることを意識します。
こうすることで、横隔膜やお腹周りのインナーマッスル、骨盤底筋(内蔵を支えている骨盤の筋肉)など、たくさんの筋肉に働きかけるだけでなく、身体の活動性を上げる交感神経を活発にする働きがあります。

ヨガの場合は、腹式呼吸。
まずは鼻から息を深く取り込んでお腹をふくらませ、細く長く空気を口から出し、お腹をへこませます。
ピラティスとは違い、お腹を意識する呼吸法で、身体の活動性をさげ、身体の機能を回復させたりリラックスさせる効果ある副交感神経を活発にします。

②動き

ピラティスは、常に身体のどこかを動かすことを意識し、ボールやピラティス専用の器具を使うことも多いです。
ピラティスの動きは、呼吸法と同じで体幹やインナーマッスルに働きかける、という動きが中心。

ヨガの場合は一つのヨガポーズを取ったら、そのまま動きを止めてポーズを維持する、ということが基本。
身体の各部を伸ばすポーズを維持することで、ストレッチ効果を上げます。

③効果

ピラティスをすることで得られる効果は「不調を無くす身体づくり」
身体の深い部分の筋肉を鍛えるので、長年の身体の歪みやバランスを矯正することができます。
また、他の運動や日常生活であまり意識することの無い骨盤底筋。
この骨盤底筋にも働きかけるので、女性に多い尿漏れや便秘、内蔵系の不調にも効果的なのです。

また、ヨガをすることで得られる効果は「ストレス軽減・リラックス」
腹式呼吸による副交感神経への働きかけで、ヨガ中には瞑想効果が得られます。
そうすると、イライラがおさまったり安眠につながるのです。

④発祥

ピラティスは、もともと身体の弱かったジョセフ・ハベルタス・ピラティス氏が、自身の体調改善のために考案しました。
その後、1920年ごろにドイツ軍の負傷兵のリハビリにとり入れられるようになります。
病人・けが人向けに考案されたピラティスは、ベッドで寝た状態でも実施できるので、幅広い人に受け入れられました。
子供からお年寄りまで、無理なく筋肉を鍛え、機能的な身体づくりができると話題になったのですね。

ヨガは、紀元前2500年ころからと非常に歴史があるエクササイズ。
もともとは、インドの修行僧の修行の一環で考案されました。
呼吸を意識しヨガのポーズで静止することで、精神を強くし、心と身体を調和させることを目指したそうです。

妊婦のために構成されたマタニティーピラティス

ヨガとピラティスって何が違うの?マタニティーピラティスで得られる3つの効果

マタニテイーピラティスとは、マタニティー向けに構成されたプログラムのピラティスのこと。
妊娠中は、どうしても運動不足になりやすいですよね。
しかしいざ出産!という時はとても体力を使うので、できれば筋力もつけておきたいところ。
そんな妊娠期間中もハードな筋トレなどせずに、正しい呼吸法と姿勢でマタニティーピラティスに取り組むだけで、必要な筋肉を鍛えることができます。

ヨガとピラティスの違いでもお伝えしたように、ピラティスは、胸式呼吸でゆっくりと深い呼吸を意識します。
その呼吸法を維持したまま背筋を伸ばして姿勢を正すだけで、身体の奥深い筋肉に働きかけます。
身体の中で赤ちゃんを守っているインナーマッスルを、簡単に無理なく鍛えることができ、妊娠中から継続することで、産後の早期回復も期待できます。
マタニティーエクササイズの一つとしてピラティスをすることは、妊娠中の身体にとってとても良い効果があるのです。

マタニティーピラティスで嬉しい3つの効果

ヨガとピラティスって何が違うの?マタニティーピラティスで得られる3つの効果

マタニティーピラティスで得られる妊婦に嬉しい効果は3つ

  1. 姿勢を矯正できる
    妊娠中は、胸のサイズや子宮の大きさが絶えず変化していきます。
    そんな激しい身体の変化の中でも、マタニティーピラティスは正しい姿勢をクセづけることができます。
    人間の身体は、自然に一番楽な姿勢を取ろうとして、身体の線がゆがみやすいもの。
    何も意識しないでいると、インナーマッスルの力が弱まってしまいます。
    また、妊娠中はお腹が大きくなるにつれて腰痛がひどくなったり、猫背になって肩こりが出てくる人も…。
    マタニティーピラティスで正しい姿勢の取り方を学び、クセづけておけば、身体のゆがみがなくなって身体の不調を防ぐことができます。
    インナーマッスルも鍛えられるので、正しい姿勢をキープしやすくなりますね。
  2. いきむ筋力をつけることができる
    出産で赤ちゃんを押し出すために使うインナーマッスルの一つ、腹横筋。
    マタニティーピラティスでは、腹横筋を効果的に鍛えることができます。
    腹横筋は、日常生活ではなかなか鍛えることができません。
    しかしマタニティーピラティスでこの筋肉を鍛えておくことができれば、上手くいきんで出産できますし、産後の子宮の戻りが早くなるので、妊娠には良いことだらけですね。
  3. 尿漏れ防止
    骨盤の中で子宮を支えているインナーマッスル、骨盤底筋。
    骨盤底筋を鍛えると、妊娠に関係するマイナートラブルの一つの尿漏れを防ぐことができます。
    この筋肉も、日常生活ではなかなか使う機会のない筋肉です。
    妊娠中や産後に尿漏れしてしまうのは、子宮の重みで骨盤底筋がのびてしまうから。
    マタニティーピラティスなら骨盤底筋にも働きかけるので、無理なく効果的に鍛えることができます。
    尿漏れは地味に不快なマイナートラブルなので、簡単に防止できるのは嬉しいですね。

最近はピラティス人気がとても高まっています。
そんな中で、まだまだマタニティーピラティスの教室は少ないかもしれません。
しかし動画サイトなどでは、とても多くのマタニティーピラティスの動画がアップされています。
ピラティスは正しい胸式呼吸と姿勢を維持できれば良いので、誰でも簡単に実践できます。
妊娠中の身体に良いことづくしなので、ぜひ身体づくりの一環として挑戦してみてくださいね。

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