妊娠中はサプリメントを飲んだ方がいいの?妊娠中のカルシウム不足は産後にひびくかも!?

妊娠中はサプリメントを飲んだ方がいいの?妊娠中のカルシウム不足は産後にひびくかも!? 健康

妊娠中のママさん達は、摂取すべき栄養がとても気になるところですよね!

何が必要で、何を避けた方がいいの?
食事で取るべき?サプリメントも必要?

妊娠中に摂取が推奨されているもの、控えた方がいいものは色々とありますが今回はカルシウムのお話です。

妊娠中のカルシウムの役割

カルシウムといえば、妊娠中に関わらず、骨や歯を形成するために必要な栄養素だということは有名ですよね。
お腹の中の赤ちゃんにとっても同じ。
実は赤ちゃんの乳歯の元は妊娠6週目ほどですでに作られ始め、永久歯の元は妊娠24週目の頃には出来上がっているそうです。
妊娠初期にもう歯が作られ始めているなんて…意外と早い!

ママの体からカルシウムをもらって赤ちゃんはお腹の中でどんどん成長していきます。
赤ちゃんにカルシウムを送るために、妊娠前と比べるとママが摂取したカルシウムは40%程度、吸収率が上がっています。
妊娠すると赤ちゃんに必要な栄養を吸収しやすい体になってるとは。
人間の体って、よくできていますね。

ということは、あえてカルシウムをたくさん摂取しなくても良いのでは?
確かに、吸収率が良いため、食事摂取基準には妊娠期におけるカルシウムの付加量はありません。
しかし、そもそもカルシウムの摂取量は普段から足りているのでしょうか?

日本人はカルシウム不足?

日本のほとんどが軟水の地域であるため、飲み水や土壌中のカルシウムが少ないといわれています。
(軟水はカルシウム・マグネシウムの含有量が少ない)
土壌中のカルシウムが少ないというのは、畑で栽培された野菜に含まれているカルシウムも少ないということ。
そのため硬水の国よりも、日本は無意識的に摂取しているカルシウムが少ないとされています。

他にも、和食にはカルシウムが豊富な乳製品の使用頻度が少ないことや食の欧米化による魚を食べる機会の減少など、日本人はカルシウム不足に陥りがちなのです。
普段からカルシウムを意識的に摂取していた場合はそれ以上増やさなくてもいいと言えますが、そうでない場合は日頃の摂取量が不足しがちかもしれません。
そのため、赤ちゃんに自分のカルシウムを送っている妊娠中の女性はカルシウムが足りない可能性が指摘されています。

産後の体にも悪影響!骨粗鬆症のリスクも

母乳育児の場合、赤ちゃんにどんどん運ばれていくママのカルシウム。
妊娠前からカルシウムが不足していた場合は、妊娠や授乳により骨粗鬆症になってしまうことも。

骨粗鬆症とは、骨の強度や密度が低下して骨折しやすい状態になってしまうことです。

ただでさえ体力勝負の育児。そのうえ、骨折なんてことになったら一大事!
赤ちゃんのためにも、ママのためにも、日頃からカルシウム不足にならないような食生活を心がけたいものです。

カルシウムはどのくらい摂取したらいいの?

推奨されている成人女性のカルシウム量は1日650mgとされています。
それっていったいどれくらい?
カルシウムが多く含まれている食品を少しだけまとめてみました。

  • 牛乳1杯(200ml)……220mg
  • プレーンヨーグルト(100g)…120mg
  • プロセスチーズ1個(25g)…158mg
  • 木綿豆腐半丁(150g)…129mg
  • 納豆1パック(50g)…45mg
  • 小松菜(95g)…162mg
  • ワカサギ(70g)…315mg
  • 干しエビ(10g)…710mg

乳製品、大豆製品、魚介類、野菜。様々な食材にカルシウムは含まれています。
牛乳や納豆などを元々摂取することが習慣になっている方は1日の必要な量を摂取できそうですね。

足りないカルシウムはサプリメントで補填的に!

妊娠中は食の好みも変わりがち。妊娠初期はつわりもあり、なかなか思い通りに食事をとれないことも。
カルシウム含有量の多い乳製品が苦手な方もいるでしょう。

そんな時はサプリメントに頼るのも1つの手です!
カルシウムのサプリメントは骨を強化したり、骨粗鬆症の予防のためにと利用している人が多いようです。

妊娠中、授乳中のママ向けのカルシウムを含んだサプリメントも販売されています。
食事でうまく取り入れられない場合は、サプリメントで補填すれば、赤ちゃんにちゃんと栄養がいってるかしら?というママの不安も軽減しますね。

理想は食事から取れるのが一番ですが、サプリメントも上手に使っていきましょう。

妊娠中でなくても、実際骨がもろくならないようにと食生活でカルシウムを多く摂るように気を付けている人も大勢います。
カルシウムだけでなく、体に必要な栄養成分は日々の食事から補給することが望ましく、サプリメントはサポート的な意味あいで使うことが重要です。

産まれてくる赤ちゃんのために。
育児をがんばるママの体のために。

食事とサプリメントを上手に使って、カルシウム不足を防ぎましょう!

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